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星田名所記は、江戸時代文化文政期(1804~1829年)の頃に春潮亭芦屯という人によって書かれたもので、前段は、星田の小字名など地名や名所名を織り込んで戯作風詩文調のの名調子で描かれていて、後段には24枚の写生画とともに、場所施設毎の詩文、替え歌などを交えて描写し、写真の普及していない時代の記録として歴史的価値の高いものである。ここでは、はじめに作者がたどるルート(小字や地名、名所 150箇所以上)に従って、明治初期作成の地図で確定を試み、其のあとで個別の場所や旧跡について現状との比較なども交えて昔の古い星田の情景を描いてみる。